「読み」の整理学 (ちくま文庫 と 1-3)
![]() | 「読み」の整理学 (ちくま文庫 と 1-3) (2007/10) 外山 滋比古 商品詳細を見る |
「思考の整理学」を読んで心に響くものがあったので同様の体験をしたくて購入し通読。
内容としては、読書、言葉を理解という側面から見た、著者の分析、考え方が記載されている。「アルファ読み、ベータ読み」「ベータ読みのすすめ」「教科書の役目」「離乳語」「テレビの罪悪」「新しいものの学習におけるベータ読み」など面白い話が多々あります。特にベータ読みの修練方法の教科書として、古典、英語を進めてくれていますが、ここに私だったら「数学」「技術書」を追加したいなぁ。数学は原典としては自然がベースだし、技術書はいままで培ってきた文化が原典になっているので、自分は上記2つの教科書でベータ読みを鍛えていきたいと思います。未知と既知との関係を乳児、教育、大人に対してそれぞれのケースを充てているのは面白い。
難しい本を読むことに対して抵抗がある人、なぜだか面白さを感じている人はその理由がわかるかもしれません。
■思うこと
未知への読書=ベータ読み
著者:ベータ読みを学ぶための教材=古典、外国語
自分:ベータ読みを学ぶための教材=古典、外国語+技術書+数学書
原典:技術書→今までの人間の文化の集約
Ex)マネジメント技術、コンピュータ言語技術書、暗号技術などなど
原典:数学書→自然、言語をまたいだ原典
Ex)大学の数学の教科書、フェルマーの最終定理、暗号技術、物理学の話の本などなど
数学、技術書を学ぶことで、ベータ読みは学べるのかな・・・
■ブログ書く際に参照にさせていただいたサイト
夢想、或は眠りながら生きる日々
なころぐ
■関連記事
思考の整理学
ちょっとした勉強のコツ
ことわざの論理 (ちくま学芸文庫 ト 10-1)

読みの整理学
未知に対して
わからないを読むこと
読む価値が発生する
大変な思考を使う
日本の言葉
書き言葉、しゃべり言葉が違う
欧米は同じ
素読
声を出して意味を考えずに読む
既知の読み
日本読み物の歴史
戦後
難しい文がなくなった
既読知識の読書
やさしい
よくわかり
面白い
未知知識の読書
ひどくわからない
理解する側
言葉は自分の既知の知識合わせたわかり方をする
既知が少なければ分からない
知識が多いほど人の言葉がわかる
頭に入る時に「加工される」
音読と黙読
声を出して読む
本当に読んでいるのか
未知を読んだふりするのに最適
読めて内容を理解できていないことがあり得る
「論語読みの論語知らず」
既知読みの典型
未知の読み
教科書
未知の世界を準経験へ
未知読みが基本
文化を吸収する営みの基本
未知読みの壁
単語の意味
辞書で解決
文のあらわすことへの壁
言い換えなどで理解できるケースも
学校教育の目標
新聞の社説
未知読み
一次情報はほぼないことが多い
社会教育の期間
社会人の教科書の役割を持っている
批判文章読む
実態は知らないことが多い
読むことは高度な技術になる
未知読書
知らない世界を創造する必要がある
想像力の有無が問われる
読む者に
テレビ
見えないものがなくなる
翻訳
難解な訳文が想像力を刺激する
翻訳は日本語としての質が伴わないときがある
良い悪文
抵抗しながら読むことが多い
脳を使う読み方
同様に法律の文も・・・
それぞれの使われ方
既知を読む
アルファ読み
未知を読む
ベータ読み
教科書の読み
混合読み
アルファ、ベータを混ぜて読む
幼児への言葉
母乳語
アルファ語
現実を伴う言葉
離乳語
ベータ語
抽象的なことば
現実と切れる言葉
虚構などの美しい嘘
幼児の時に接して学ぶのが大事
社会人になると
アルファ読みが広がる
新しいもの
アルファ読みが必要
学びにくい
はっきり区別していなかったのが原因
アルファ、ベータを
読み方の学び方
物語、文学的なもの
想像力を書き立てる
美しい嘘を言えるように
文学的フィクションは美しい嘘
わからないところがあるのを認める
それを楽しむ■
素読
アルファーの頂点を目指す
原典が必要
難しい本を読むことはいい■
反復読みに耐えうる素材が条件
読書百編
難しいものも何度も読むと理解できる
ベータ読みの王道
繰り返し本を読むことの魅力
ベータに近づける
未知への遭遇
古典と外国語
ベータ読みへの修練
対象
外国語
完全に未知
翻訳の悪文も手伝う
古典
原典が決まりにくくなっている
ベータ読みへのハードルになっているのでは?
数学■
完全に未知で
原典は存在する
自然
求道的読書
ベータ読みは努力が伴う
環境が大事
それを求める努力も
古典化
時間のフィルターのかかったもの
アルファー読みでは価値が分からない
ベータ読みしてこそ価値のわかる作品もある
それを時間が肩代わりする
META
出版社
ちくま文庫
著者
外山滋比古





何か混沌としたものから本質を抽象する力、てのは、数学を学ぶことで鍛錬できると思うので。
今後も精力的な本の紹介、期待しております!