『学問のすすめ』今にも通じる人間への啓蒙書
- 2012/06/12
- 03:34
■感想
学生時代に読むべき本だと思いますが、チャンスに恵まれていなかったので、このままではもったいない気がし手に取りました。
通読してみると、「130年前も同じ事で悩んでる」「当時の明治政府が目指していたもの」の二点が非常に面白く読めました。明治政府は江戸、幕末から新時代の移行に伴い、西欧強国に負けじと無理やり日本の文化レベル、学問レベルを底上げし、それに対して当時の学問を修める立場の人たちが戸惑いながらも、それに満足せず政府の意図を感じ、あるべき国民と政府の関係を目指していた感じが非常受け取れます。この関係は、組織とその構成員、会社と会社員に置き換えた時に現在も組織としての役割と個人としての役割を考えるいい視点になると思う。
また、人生設計、判断力、人望など現在のビジネス書でもテーマになり続けるものが、この時代の書籍で扱われているのも非常に面白い。何年経てば答えに人間は辿り着けるのかと考えてしまう。特に人望のところの獲得する原因は「活発な知性」「正直なこころと徳」と指摘してくれているのはストレートに自分の心に刺さった気がします。
正直なところ読む前はあの時代と今では求めている価値観が異なり、大して得るものはないかと考えていましたが、読んでみると今現在生きている自分に対して有用な文脈を幾つも発見することができました。日本人なら一度は通読しておく価値のある書籍に当たると思います。
■思うこと
130年と比べて自分たちは進歩しているのか退化しているのか・・・
今の時代をみた福沢諭吉先生は何を感じるのかな・・・
■著者のページ
福沢諭吉
齋藤孝
■ブログ書く際に参考させていただいたサイト
メタノート
Good Days
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so-on
■マインドマップ

■ランキング

学問のすすめ
学問のの目的
天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず
人はみな同じ権利を持つ
生まれ身分の上下はない
学ぶか学ばないかで差ができる
人の働きに富を与える
あらゆるものの命の重さは同じ
役に立つ学問
実学をやるべき
普通の生活に役に立つもの
人間にとって当たり前の実学
身分の上下なく
皆が身につける
自由とわがまま
分限(義務)
やりたい放題は伝播する
人の教育の害にもなる
責任がある
社会的役割
身分が尊いのではない
役割がこなしていることが遠トイ
国の法律が尊い
国の法律に不満
遠慮無く議論するべき
行動する
天の通りに従って行動するべき
国のレベル
人民の道徳レベルに従う
学問のレベルにも
人民愚かなら規制が強くなる
人間の権利
学問とは
物事の通りをつかみ
人としての使命をしること
政府と同等に渡り合うために必要な力
国とは
政府の起こり
法律を作り
善人を守り、悪人を罰する
そのための活動資金を集める
→税金
→政府と人民の約束
国同士
お互いにその権利を妨害する道理はない
一国の権利
日本国中のみなが国の権利に誇りをもつ
それで初めて国の独立が起きる
愛国心がなければ
独立を尊ばない場合には国を思う気持ちが浅い
皆が客になっている状態
国難を自分のものとして受け入れる
国内で独立した立場を持っていない人は独立の権利を主張できない
独立の危害のないものは他人の権威を利用して悪事をなす
→束縛する政府より開放して問題を共有するほうがいいのでは
気風
縛られてはここの役割が制限される
政府のちからのみに頼るのもNG
すべてのものが官を目指す気風はNGの
独立の危害を示すべき
民間こそ手本たれ
政府のちからのみでは実現できない
政府のちからは命令のみ
諭すほうが有効
リードする人材
文明の精神
人民独立の気概
政府に任せきりに違和を感じる気持ち
文明は上(政府)で起こるものではない
中層から起こって庶民へと向かうべき
保護するのが政府のしごと
学問は過程にすぎない
ゴールは実地すること
法律の役割
善人保護のしごとをしている
費用は国民から
国民は法律に従う
国民の役割
自分の代理として政府を立てて善人保護を行う
政府との約束を守り保護を受ける
不便な法に対して
謹んで受けるのが前提
問題があれば声を荒げて言うこと
ダメな政府に対する手段
信念は曲げない
政府を変える
身を犠牲にして耐える
これが正解
ただし、最初の2つをこころにもち
道理を持って訴え続けること
マルチムドル
世をうれいて命を落とすこと
人間の体
一個独立
自分にのみ従う
人間の特性
体がある
外界のものに接する
それを使い目的を達することができる
知恵がある
道理を発見して見通しを立てる
欲がある
満足させることで人間は幸福になる
良心がある
欲を制御する
医師がある
ことをなす動機になる
人間の権利
心身の働き
個人としての働き
自分の利益のための活動
衣食住を求める飲みの活動
社交的交わりの中での動き
人間の本質
集まって活動したがる
人間社会のために動くこと
人間への遺産を残す
古人の恩を残すこと
仕事を次世代に残せるか
職分
名分
名前に紐付く権利
人民の可能性を剥奪するためのシステム
上下気品は不要だけど役割を注入してそこで判断
名分の代わりになる
学問が目指すもの
口出の言葉は人を動かす
学問で重要なのはそれを活かすこと
実際に生かせないものは意味がない
学問のスタイル
観察し、推理し
読書して知見を得て
議論することで知見を交換し
本を書き演説することでその知見を広める
品格を高める
様子を比較し、上を目指し自己満足しないこと
国単位でも同様
満足せずに次を目指すこと
怨望
とは
他人の幸福をねたみ、恨むこと
他者の幸せとの出会い
怨望
不幸に陥ることを目指す
正しいすがた
自分も近づこうとする
人間最大の災い
窮が原因
対策
自己の自律
叶えられている時代
人生設計
時間の測り方
物事を簡単に見すぎている
棚卸のススメ
事業の成否、損得について計算してみる
不都合の原因を究明する
同じ過ちを犯さないように
今後なにをなすべきか
疑うこと
古人を疑う
習慣を疑う
疑うことに心理が多い
判断する
取捨択一
学問の役割
軽々しく一般常識を信じない
原理を学ぶ
学問の役目
昨日信じていたことが疑われることもある
心と働きのバランス
他人に口をだすのならその立場にたって考えること
反省してみること
その働きの難しさ重要さを考えて見ること
人望と人付き合い
実際の力量で得るものではない
獲得する原因
活発な知性
正直なこころと徳
見せ方はある
自己アピール方法
しゃべること
ベンタツであること
表情見た目を快くする
玄関に当たる
交際を広げる
新しい友人を見つけること
関心を様々にもちあれやこれややって見ること
自分が他人を評価し損なっているのではないかと考える
META
出版社
ちくま新書
著者
福沢諭吉
訳
齋藤孝
学問のの目的
天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず
人はみな同じ権利を持つ
生まれ身分の上下はない
学ぶか学ばないかで差ができる
人の働きに富を与える
あらゆるものの命の重さは同じ
役に立つ学問
実学をやるべき
普通の生活に役に立つもの
人間にとって当たり前の実学
身分の上下なく
皆が身につける
自由とわがまま
分限(義務)
やりたい放題は伝播する
人の教育の害にもなる
責任がある
社会的役割
身分が尊いのではない
役割がこなしていることが遠トイ
国の法律が尊い
国の法律に不満
遠慮無く議論するべき
行動する
天の通りに従って行動するべき
国のレベル
人民の道徳レベルに従う
学問のレベルにも
人民愚かなら規制が強くなる
人間の権利
学問とは
物事の通りをつかみ
人としての使命をしること
政府と同等に渡り合うために必要な力
国とは
政府の起こり
法律を作り
善人を守り、悪人を罰する
そのための活動資金を集める
→税金
→政府と人民の約束
国同士
お互いにその権利を妨害する道理はない
一国の権利
日本国中のみなが国の権利に誇りをもつ
それで初めて国の独立が起きる
愛国心がなければ
独立を尊ばない場合には国を思う気持ちが浅い
皆が客になっている状態
国難を自分のものとして受け入れる
国内で独立した立場を持っていない人は独立の権利を主張できない
独立の危害のないものは他人の権威を利用して悪事をなす
→束縛する政府より開放して問題を共有するほうがいいのでは
気風
縛られてはここの役割が制限される
政府のちからのみに頼るのもNG
すべてのものが官を目指す気風はNGの
独立の危害を示すべき
民間こそ手本たれ
政府のちからのみでは実現できない
政府のちからは命令のみ
諭すほうが有効
リードする人材
文明の精神
人民独立の気概
政府に任せきりに違和を感じる気持ち
文明は上(政府)で起こるものではない
中層から起こって庶民へと向かうべき
保護するのが政府のしごと
学問は過程にすぎない
ゴールは実地すること
法律の役割
善人保護のしごとをしている
費用は国民から
国民は法律に従う
国民の役割
自分の代理として政府を立てて善人保護を行う
政府との約束を守り保護を受ける
不便な法に対して
謹んで受けるのが前提
問題があれば声を荒げて言うこと
ダメな政府に対する手段
信念は曲げない
政府を変える
身を犠牲にして耐える
これが正解
ただし、最初の2つをこころにもち
道理を持って訴え続けること
マルチムドル
世をうれいて命を落とすこと
人間の体
一個独立
自分にのみ従う
人間の特性
体がある
外界のものに接する
それを使い目的を達することができる
知恵がある
道理を発見して見通しを立てる
欲がある
満足させることで人間は幸福になる
良心がある
欲を制御する
医師がある
ことをなす動機になる
人間の権利
心身の働き
個人としての働き
自分の利益のための活動
衣食住を求める飲みの活動
社交的交わりの中での動き
人間の本質
集まって活動したがる
人間社会のために動くこと
人間への遺産を残す
古人の恩を残すこと
仕事を次世代に残せるか
職分
名分
名前に紐付く権利
人民の可能性を剥奪するためのシステム
上下気品は不要だけど役割を注入してそこで判断
名分の代わりになる
学問が目指すもの
口出の言葉は人を動かす
学問で重要なのはそれを活かすこと
実際に生かせないものは意味がない
学問のスタイル
観察し、推理し
読書して知見を得て
議論することで知見を交換し
本を書き演説することでその知見を広める
品格を高める
様子を比較し、上を目指し自己満足しないこと
国単位でも同様
満足せずに次を目指すこと
怨望
とは
他人の幸福をねたみ、恨むこと
他者の幸せとの出会い
怨望
不幸に陥ることを目指す
正しいすがた
自分も近づこうとする
人間最大の災い
窮が原因
対策
自己の自律
叶えられている時代
人生設計
時間の測り方
物事を簡単に見すぎている
棚卸のススメ
事業の成否、損得について計算してみる
不都合の原因を究明する
同じ過ちを犯さないように
今後なにをなすべきか
疑うこと
古人を疑う
習慣を疑う
疑うことに心理が多い
判断する
取捨択一
学問の役割
軽々しく一般常識を信じない
原理を学ぶ
学問の役目
昨日信じていたことが疑われることもある
心と働きのバランス
他人に口をだすのならその立場にたって考えること
反省してみること
その働きの難しさ重要さを考えて見ること
人望と人付き合い
実際の力量で得るものではない
獲得する原因
活発な知性
正直なこころと徳
見せ方はある
自己アピール方法
しゃべること
ベンタツであること
表情見た目を快くする
玄関に当たる
交際を広げる
新しい友人を見つけること
関心を様々にもちあれやこれややって見ること
自分が他人を評価し損なっているのではないかと考える
META
出版社
ちくま新書
著者
福沢諭吉
訳
齋藤孝
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学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)福澤 諭吉筑摩書房 ( 2009-02-09 )ISBN: 9784480064707sickboyのバインダーで詳細を見る■感想学生時代に読むべき本だと思いますが、チャンスに恵まれていなかったので、このままではもったいない気がし手に取りました。通読してみると...
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