『エネルギー進化論』自然エネルギーのリアルを学ぶことが出来る
- 2012/05/29
- 06:08
■感想
これから求められるエネルギーは効率だけでなく、持続性などを含めた総合的な価値が必要になる。自然エネルギーというものの役割、これからの可能性を学びたくて購入通読
読んでみると政府の掲げていた「原子立国」がどれだけ世界のスタンダードが離れているのか、「自然エネルギー」は夢のシステムではなく、すでに実用されており今なお成長を続ける一つの産業であり、これからの世界に豊かさを導く根源になり得るということが書かれている。面白かったのは日本がどのような過程をえて、太陽光発電システムの優等生から、後進国に落ちてしまったのかは面白かった。そこには政府の判断ミスや縦割り行政に伴い中央集権的な利益支配を続けたい大組織の影が見えてくる。ただ、3.11の現実の前には原子力立国という方針は改めなくてはならない現実が目の前にあり、地方発信の自給可能な経済を導くのではなないかという筆者の意見も非常に示唆に飛んでいると思います。
自然エネルギーとは絵空事、まだまだ遠い世界だと感じていた自分と決別することができました。今の自然エネルギー事情、これからの世界のエネルギー事情などを感じることができる書籍だと思います。
■思うこと
知らなかった自然エネルギーの現実を学ぶことが出来る
■著者のページ
飯田哲也 tetsu iida@ISEP
■ブログ書く際に参考させていただいたサイト
八百八町
Tsutomu Onoda's Blog
市民社会フォーラム
小松実のひとりごと
■マインドマップ

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エネルギー進化論
自然エネルギー懐疑への反論
自然エネルギーはコストが高い
→
太陽光発電は高いがそれ以外はそんなことはない
太陽光発電も最近は安くなってきている
せいぜい5%程度
相対的な視点だと自然エネルギーメリット大
化石燃料の高騰に影響されない
小規模自然エネルギーはコストが下がりやすい
自然エネルギーは不安定
→
数で平均化すれば問題ない
変動は問題でない
需要も変動するため
連携でカバーできる
電力会社間で
非現実的だ
→
自然エネルギーはほぼ無限
産業にマイナス
→
グリーン・エコノミー誕生可能性
環境に悪影響
→
持続可能なエネルギー
予防的な措置によって回避できる
第四の波とは
脱石油
世界全体の目標の一つ
原子力の黄昏
原子力ルネッサンス
日本だけの考え
世界的には脱原子力が進んでいる
フクシマ後は日本もそうなる
今後10年で30→10%になる
倍々で伸びる自然エネルギー
第四の革命
倍々ゲーム状態
2004年以降
原子力は縮小するモード
小規模分散型
CPUなどと同じ
ITでは巨人化が始まっている?
クラウドなど!■
技術学習効果
市場規模
10年間で10倍になる推測
日本
現在は負け組
原子力立国の政策が自体に逆行
歴史
原子力をめぐった論争
1970
交渉カードとしての原子力
政治的なツールとされる
国家政策の議論のテーマとなる
石油に変わるエネルギーの模索
1980
スリーマイル
石油ショック
対立の次へ
スウェーデン
建設的な対話モードへ
補助金に頼らない仕組みが実践されていく
気候変動が課題化
1990
地域単位でのエネルギーの自立自治
日本の原子力産業とは大きな違い
日本は完全な縦割り村社会
エネルギーのあるべき姿を地域が模索している
FIT
電力会社が自然エネルギーを固定価格で買い取る
長期間の売電収入の保証
買取価格は技術の進歩に合わせて下げられる
消費者が負担をする
→市場メカニズムに組み込まれている状態
社会のモデルに
安全保障からの自然エネルギー
2000年
自然エネルギーの市場へ
石油をめぐる戦争からの離脱
→太陽による平和に
国際再生可能エネルギー機関
IRENA
失われた10年
日本を後進国たらしめているもの
二項対立が続く(1997年以降
自然エネルギー派はレッテルが貼られる
日本版自然エネルギー法
日本では成立せず
再生可能エネルギー全量買取法案
3.11に閣議決定
経済産業省主体の自然エネルギーの促進
4つの問題
本格的な普及は目指していない
技術志向
制度での解決ではなく技術で
偏った至上主義
知のガラパゴス化
知識人の常識が通用しない
環境ディスコース
ムラという閉じた環境のため
地域の力
ローカルのちから
始点は中央から離れた場所
しがらみのない場所
既得権益など・・・
参加するステークホルダーがシンプル
東京から始まる変化
切り口
温暖化への対応
排出権取引
キャップ・アンド・トレード
国に先駆けてCO2を調査
北海道グリーンファンド
自然エネルギーという目標
二項対立からのりだつ
新たなコラボレーション
日本のエネルギーシフト
シナリオ
2020年
原子力0
自然エネルギー30%(3倍)
節電20%
2050年
自然エネルギー100%
節電で残りは補う
我慢しない節電
無駄な電力ロスを行わない
実現したいものは変わらず
無駄をなくす
エネルギーサービスをより少ないエネルギーで実現できるように
電気を使うほど豊かになるのではないことを認識する
自然エネルギーのポテンシャル
日本は高い
エネルギー政策
地域の電力を東京が買う
地域産業が活発化
地域の産業に
エネルギーを地域主権に
→地域分散型へのパラダイムシフトのきっかけ
META
出版社
ちくま新書
著者
飯田哲也
自然エネルギー懐疑への反論
自然エネルギーはコストが高い
→
太陽光発電は高いがそれ以外はそんなことはない
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せいぜい5%程度
相対的な視点だと自然エネルギーメリット大
化石燃料の高騰に影響されない
小規模自然エネルギーはコストが下がりやすい
自然エネルギーは不安定
→
数で平均化すれば問題ない
変動は問題でない
需要も変動するため
連携でカバーできる
電力会社間で
非現実的だ
→
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産業にマイナス
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環境に悪影響
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持続可能なエネルギー
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世界的には脱原子力が進んでいる
フクシマ後は日本もそうなる
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小規模分散型
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→太陽による平和に
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日本では成立せず
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ちくま新書
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飯田哲也
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