平 和博
朝日新聞出版 ( 2012-03-13 )
ISBN: 9784022734419
■感想
ネット環境の進化によって、知るべき情報、知らなくていい情報の精査や、新たな守るべくルールの誕生などで扱うのは難しくなっている気がします。そのような情報の海をうまく泳ぎきる手法を学びたくて購入通読
通読してみると、記者としての著者がどのようにネットと向き合い、どのように情報の海を泳いできたのか、利用する際のコツ、ルールなどを記載してくれている。それぞれのネットの利用シーンを「収集」「保存」「確認」「編集」「発信共有」「安全」の角度からどのようなツール、どのようなことを意識して利用するべきかなどを説明してくれており、非常に面白かったです。個人としてのネットの利用の仕方にとどまらず、組織の一員として匿名のネット環境にどのように接するべきかも提示してくれているのは面白かったです。また、メディアを生態系とみなして、これから先にも多々な進化を感じて楽しみながら参加していくべきだとの提案も非常に魅力的な提案だと感じる。自分が楽しめているか、これからどのように楽しんでいくべきかを考えずにはいられませんでした。
ネットについての存在価値、あるべき姿、守るべきルールなどを浅く広くわかりやすく伝えてくれている気がします。現状ネットの利用頻度はそこまで多くはないが、今後利用していきたいと考えている人にはいい指針になると思います。
■著者のページ
ネットはいま++■ブログ書く際に参考させていただいたサイト
シロクマ日報tokuriki.comBLOGOS■マインドマップ

■ランキング

←押していただけるとやる気が出たりする勝手な人です
朝日新聞記者のネット活用術
ネット力
活用参加が用意になる
Webを利用することで、収集、保存
安全などカバーできる
収集
Google
検索シェア90%以上
やっていること
自動収集
索引づくり
結果表示
順位付け
フレーズ検索
””づけ
Google以外
ツイッター検索
情報のリアルタイム性はGoogleにはない
ソーシャルネットワーク
信頼出来る情報
2ch
信頼度の低い情報が集まる
アーカイブ
時系列を保存している
ウィキペディア
概要をつかむのに最適
信頼性は別に確認が必要
記事DB
図書館蔵書検索
専門サイト
保存
整理は不要
デジタルは種種雑多になってしまう
複数の道
分類は1つではない
あれでありこれである
量子論の世界
情報ジャングルの新しいルール
入り口ではなく出口にフィルター
葉はできるだけ多くの幹にぶら下げる
全てはメタデータ、ラベルをつける
管理は諦める
保存して検索するのがベスト
クラウド
GMail
ブックマーク
エバーノート
インスタペーパー
あとで読む
スケジュール管理
確認
裏を取る
ネットには虚偽の情報があふれる
脚注
先の情報を確認する
一次資料にたどり着くのがベスト
データを評価する
複数を比較する
発信者の検証
直接会う
代替手段
Skypeでインタビューなど
関係者に聞く
ネットの足あとをたどる
編集
まとめ方
見出しをつける
一言で言うと
エレベータートーク
テーマから考える
1 おおまかな情報収集
2 テーマの全体像をつかむ
3 より具体的に絞る
5W1hを当てはめる
目次
設計図の役割
文章の書き方
文章読本がとく五大心得
わかりやすくかけ
短くかけ
書き出しに気をつけろ
起承転結
品位をモテ
新聞記事の心得
最初に全欲
思い切って捨てる
ヨジツ敵になるべき
有用な文書であること
無用の用あるべきこと
読みやすいための隙間を作る
紙とWeb
ネットは対話型のメディア
語り口も柔らかくなる傾向がある
開かれた構造
リンク先
発信共有
利用者同士のフィルター
Newsを精査する
共有が開始されると瞬間に広がる
ソーシャルフィルター
ハブな人たち
アグリゲーション
集約
キュレーション
編集
ソーシャルなニュースをフィルターする
ソーシャルメディア
ブログ
第一印象は0.05秒
見出しのポイント
主語述語がある
数字など具体的な数
喜怒哀楽
投稿をDBにする
ツイッター
情報の速さはダントツ
ネットへの索引
140文字はぎりぎり骨格を作れる
5W1h
フォローの整理
ツール
フートフイートなど
フェイスブック
コンテキストを共有前提での広がり
Google
文章の共同編集が可能
これからのメディア
使う意味
新しいアイデア、トレンド、情報源を見つける
読者、視聴者との接点
自分たちの仕事を注目してもらう
自分自身のブランド化
エンゲージメント
結びつき
ソーシャルツールは道具
大事なのは結びつき
現場からの発信
安全
トラブルも発生する
回避するためのルール
公開すべきでない情報を見極める
やるべきでない行為をネットで公開しない
他人への侮辱を行わない
匿名ではない、閉じた空間でもない
公開の範囲
今から投稿するものがどこまで広まるか
認識した上で投稿すること
各社のガイドライン
コカ・コーラ
インターネットの恒久性を理解すること
迷ったときは投稿しない
ローカルからワールドワイドに広まる
組織のブランドに結びつく
ネットから現実へ
これから10年
201106国連人権理事会報告書
ネットは人権を実現するための不可欠なツール
共有が力になる
メディアの生態系
これからも加速度敵に進化する
情報のながれも全く異なったものになっていく
変化を楽しんで参加していくこと
META
出版社
朝日新書
著者
平和博
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