『没落する文明』これからの日本人の力はなにか
- 2012/05/13
- 22:40
■感想
文明がどこに進んで、今までどのような現象と向き合い解決してきたかを学ぶことでこれからの時代生き抜くヒントが得られるかと思い購入通読
読んでみると、日本人が今まで文明、テクノロジーとどのように向き合い、これからどのように生きていくか、また組織がその時々にどのような役割を果たしていたのか、近代以前の日本人がどのようにその時代の背景を生き抜いてきたのかなど記載されている。文明の意味合い、政府の意味合い、それぞれが日本人にとってどういう役割を果たしかなど興味深く読むことができました。面白かったのはテクノロジーとサイエンスの性質の違い。テクノロジーは言語化されずとも広まりコントロールが難しく拡散し暴走することが多々ある。人が生んだものなのにコントロールできなくなるという性質をもつ。また、最初のテクノロジーの発達は農耕で人に対して勤勉を要求し、自然環境と闘いながら生きていくという人間の性質を生み出したのではないかというのも面白い。経済成長の根本は一人当たりのエネルギーの消費量の拡大に伴うもので、今までは化石エネルギーの利用でそれをカバーしてきたというのも面白い。ただ、現在の経済成長の原動力はエネルギーだけでなく異なる指標も必要になってくるのではないかと思ったり・・・。また、これから日本人が世界で影響力を発揮するには縮小力を用いて今までの経験を共有していくことが大事だというのもの非常になっとくできました。
文明の成長に対して日本人がどのように対応してきたのかを説明してくれていて、これからどうなるのかを考えたくなる書籍になっていると思います。
■思うこと。
3・11という現象は自然の脅威を認める日本人にとっては予想しておく必要のある事象だったのかもしれないと改めて感じる。
■著者のページ
公式ページ
T KAMISATO
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hamachanブログ
martingale & Brownian motion
Kiankou books review
知をゆく者。
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天災と日本人
現在の社会
リスクをマネジメントしきれていない
業
暴力論
リスク論
自然災害と暴力
日本にとって自然災害は存在条件
江戸時代から
自然災害で統治能力が問われる
巨大な外敵に対しての組織力
富士山のリスク
直視すること
正常性のバイアスがかかっている
認知的に無視
過小評価する
専門家と一般市民の間に温度差がある
プロセス重視の日本人社会
人為の限界を感じたうえでの歴史
認めることができる日本人
伊勢神宮
20年に一度の建て替え
ボトルアップでの意思決定
プロセスの重視
日本人にとっての天変地異
革命の役割
強制的にシステムをリセットさせる
自然の猛威
社会的な関係よりも人間の生き物としての性質が表にでる
土木工事
国家の原型
国家は建設の組織化から始まる
同時に暴力の組織化につながる
日本人の権力軽視
豊かな土壌があるため、政治に頼る必要がなかった
産業革命以前(江戸時代)から顕著
それぞれの地域で食べていける環境
根本として
食えないのは自分がわるのでは?がある
福祉に対する権力行使を嫌がる性質
言霊信仰
いうことを悪とみなす性質
富士山の噴火の可能性など
リスクの言語化を避ける
アメリカ
あらゆるリスクを直視する
認めることがリスクマネジメントの基本
客観的な話がイデオロギー化されてしまうのがまずい
依存しているがそれに気が付いていない
合理性と客観性を分離すること
結婚の役割
性の帰属を明確化すること
集団内の対立を防ぐため
テクノロジー権力リスク
人が進化するとき
危険な領域に接した時
技術は大きく進化する
農耕
追い込まれたからこそ行ったもの
人口密度に対応するため
農耕
勤勉を要求される
始めたことが人類のスタート
進化を強制させられる
人類の「業」
自然に負荷をかけながら改造する大掛かりな取り組み
近代国家
暴力への権利が役職へ
江戸までは身分
武器の進化
主要部隊
個人の技量から集団の銃へ
個人から集団へ
集団を統制する形に変化を与える
より統率する王に権力が集中する
テクノロジーの向かう先
テクノロジー
一度発明されるとなくなることはない
先進的なものを放棄した例はない
発明したテクノロジーは管理するしかない
技術は新しい技術によってしか克服されない
国家は技術を囲い込めるか
言語は囲い込める
国家と結び付かない言語は消える
テクノロジーは言語への依存度は低い
サイエンスとテクノロジー
サイエンス
科学
法則の記載は言語に依存する
テクノロジー
工学
見よう見まねで伝播する
技術が科学で加速したのはここ100年
今後科学技術の進歩がどのように科学に影響させるのかはわからない
テクノロジーは環境
人間の文明が依存している
自由
リスクと表裏一体
技術の本質
自らの力でコントロールできない
新しいリスクが必ず生まれる
エネルギーと経済
エネルギー危機
古代文明を終焉に導いている
森林の減少
化石エネルギー
人類に加速度的な進化をもたらした
経済成長
全体のエネルギー消費量が増大
一人当たりのエネルギー消費量も増大
化石エネルギーの利用によって実行してきた
いつまでも続けられるものではない
エネルギーシフト
戦争で起こっている
石炭
石油
第一次世界大戦
原子力
第二次世界大戦
第三次があるのなら原子力を上回るエネルギーが存在する
空間のシフト
19世紀
海の時代
海の派遣を争う
20世紀
空の時代
21世紀
宇宙開発
宇宙開発に適応するエネルギーは見つかっていない
経済成長をもたらす新エネルギーはあるか
原子力が可能性的に高かった
技術的ハードルがある
生産拡大の限界点でバブルが起きる
住宅が飽和すると
投機対象になる
実経済での利潤の低下を金融経済で補う
バブルの本質
将来の需要を先取りすること
国力のパラダイムシフト
過去に学ぶエネルギーマネージメント
徳川時代
安土桃山の拡張主義に対して反省
倹約をすることを勧める
細かい技術が発達
日本流リスク管理
アングロサクソン
個人に結び付ける
水
日本の資源
食料生産
ポテンシャルはある
土地が強い
美意識
クールジャパン
日本にしかない価値観が世界で認められている
国力像の転換
拡大ではない
縮小対応力
小さくしてリスクを減らすこと
世界に対してのアドバンテージになる
様々な問題の先進国
テロ
オウム真理教
少子化
中国なども発生する
バブル
日本が始まり
負の出来事への経験
負の課題に対する力が国力になる
META
出版社
集英社新書
著者
菅野稔人
神里達博
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アメリカ
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認めることがリスクマネジメントの基本
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結婚の役割
性の帰属を明確化すること
集団内の対立を防ぐため
テクノロジー権力リスク
人が進化するとき
危険な領域に接した時
技術は大きく進化する
農耕
追い込まれたからこそ行ったもの
人口密度に対応するため
農耕
勤勉を要求される
始めたことが人類のスタート
進化を強制させられる
人類の「業」
自然に負荷をかけながら改造する大掛かりな取り組み
近代国家
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江戸までは身分
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主要部隊
個人の技量から集団の銃へ
個人から集団へ
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より統率する王に権力が集中する
テクノロジーの向かう先
テクノロジー
一度発明されるとなくなることはない
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国家と結び付かない言語は消える
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科学
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自由
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自らの力でコントロールできない
新しいリスクが必ず生まれる
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20世紀
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拡大ではない
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小さくしてリスクを減らすこと
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テロ
オウム真理教
少子化
中国なども発生する
バブル
日本が始まり
負の出来事への経験
負の課題に対する力が国力になる
META
出版社
集英社新書
著者
菅野稔人
神里達博
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まとめtyaiました【『没落する文明』これからの日本人の力はなにか 】
没落する文明 (集英社新書)萱野 稔人, 神里 達博集英社 ( 2012-02-17 )ISBN: 9784087206302sickboyのバインダーで詳細を見る■感想文明がどこに進んで、今までどのような現象と向き合い解決してきたかを学ぶことでこれからの時代生き抜くヒントが得られるかと思い購入通読...
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