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考えることの科学―推論の認知心理学への招待 (中公新書)

考えることの科学―推論の認知心理学への招待 (中公新書)考えることの科学―推論の認知心理学への招待 (中公新書)
(1997/02)
市川 伸一

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様々な事象が絡み合っている現代をイメージすると判断に起因する事象、統計などは学んでおく必要のある項目だとの認識があり購入して通読
認知心理学についての序章的な説明をしている本だと思う。科学的な「統計」「論理」と人間が判断を下すときの判断根拠とのずれの原因を分類して特定してくれている。人間がいかに間違った根拠で判断を下してくれているかの説明をしてくれているので、判断を行うときに自分の判断があっているか間違えているか考えるときのフィルターになる様々な要素の説明に当たると思う。人間の問題解決における事象化のキーワードになる「スキーマー」「スクリプト」「フレーム」の説明や、認知しにくい確率のイメージ化「同系図式」など興味を引くものが多かった。
自分の判断と、論理的な統計的な結論とのずれがあることをはっきりと認識しておくことは、判断をする上で大事なことだと思う。そのずれの原因を科学の側面からと人間の側面から見極めるのに役に立つ書籍だと思います。

■思うこと
面白い分野だと思う。確率などの事実と人間の判断に伴う選択結果をそれぞれの角度からどのようなずれが生じているのかを定義してくれている。
文系と理系どちらにもつかない学問だろうなぁ

■ブログ書く際に参照にさせていただいたサイト
情報考学 Passion For The Future

20080514 考えることの科学


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考えることの科学
  人間と論理的な推論
    確率と人間の推論とのずれ
    日常推論
      主題材料効果
        題材が変われば結果が変わる
        具体的なものの方が人間はイメージしやすい
      人間の能力
        話者の意図をくんで
        前提を常識的に理解する
      気付かないのはなぜ
        反例の発見
          推論のおかしさの証明
          反例発見説
          あやしげな説明を感じるチカラ
    認知モデル
      推論スキーマー
        対象について概念的な知識をモデル化したもの
      プラグラティック
        実用的な
      シンタクティック
        否実用的
        抽象的な
      許可スキーマー
        抽象化された知識構造
      メンタルモデル
        前提の知識によって認知される結果が変わってくる
    帰納的推論
      1をしって10を知る、3誤る
      ガルシア効果
        経験からの因果関係の推測
      カテゴリー構造
        一般帰納
          カテゴリーの中で大部分を占める
        特殊帰納
          カテゴリの中で小部分を占める
        単体のときは一般帰納のほうが説得力がある
        複数のときは特殊帰納のほうが説得力がある
  確率的な世界
    確率統計への誤解
      賭博者の錯誤
        何回か連続ででると
        次の結果は異なる方向へ導かれる
        という誤解
      ランダム系列
        人間が思っている長いランが生じる
        それを見ると法則性を感じてしまう
    大数の法則
      ランダム事象
      試行回数が大きいほど確率は正確になる
        標本の数
    論理的推論
      統計の言明と事象の組み合わせ
        反論にはならない
        例外の存在を共有
    ペイズ定理
      条件付き確率の求め方
      仮説の正に対する事前懸賞
      人間の傾向
        事前確率を考慮に入れない
      情報は役に立たないではなく
        より正確に求められることを説明
    推論のしくみと学習
      ヒューリスティック
        アルゴリズムに対しての言語
        上手いやり方の見つけ方
        種類
          代表性の利用
          簡易検索性
            頭がRで始まるもの
            3番目がRの文字
            利用しやすいデータによって
            判断が歪曲すること
          アンカリンクと調整
            補正する
            一度目の質問に対しての答えに
          答えの転用
            安易な数字を利用してしまう
      統計的判断の訓練
        脳内にバイパスが残る
        新しい目で条件を見ること
      同系図式
        直感では判断しにくい事象を
        図式化する
        原問題と同じ構造をもった視覚モデル
        利用すると
          直感で認識しにくい確率が
          はっきりとする
  推論と知識、感情、他者
    外界からの知覚
      無意識的推論
        網膜からの情報を推論して頭の中に情報を構築する
      パターン認識
        ボトムアップ
          文字の一部
        トップダウン
          文脈情報
    会話文章の理解
      知識を用いたボトムアップ
      知識体系をスキーマーという
      フレーム
        スキーマーのつながり
      スクリプト
        振る舞い
        各事象、スキーマーの
      スキーマーを利用した結果
        表象が展開される
      想起
        思い出す
        スキーマーのつながりから連想
      転移
        問題の解決を他の問題に転用
        問題スキーマーの再利用
        類推を行う
        「この問題がヒントになって」
    因果関係
      何のせいかをイメージする
        記憶の節約
        次に備えるイメージにもなる
      共変原理
        要因と結果の関連
        可能性を差し引く必要もある
          割引原理
      過度の一般化
        一般化してはいけないものまで一般化してしまうこと
    他者
      他者の選択を自分の選択に近づける
        自分の自尊感情を満たしたいため
      情報からの推論
        自分にとって都合のいい方へ
        近づいてしまう
      推論バイアスの目的
        自分の判断の誤りに気づく
        反省、新たな世界
        より洗練された知識への一歩
          現実への認識
        人間
          大体において
          上手くやっていこうとするもの
          能力をはっきりさせる目的
        人間的な推論の有無を判断するために
  META
    出版社
      中公新書
    著者
      市川伸一

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